フォント/テキスト

フォントの扱い


[Legend]-[Text] で指定するフォント名はすべてエイリアス(別名)です。 Ngraphでは異なるオペレーティングシステムとの互換性を考えており, フォント名を直接指定する事はできません。

フォントの選択・出力は, エイリアス名から実際のフォント名にマッピングして行ってます。マッピング情報は Ngraph.ini に記述されています。


インストール時に定義されているフォントマッピング

Ngraph定義名フォント名
Windows, macOSそれ以外
SerifTimes New RomanLiberation Serif
Sans-serifArialLiberation Sans
MonospaceCourier NewLiberation Mono

テキスト描画の制御文字


Legend textダイアログボックスのTextで文字列中に制御文字を挿入して, 書式を一文字単位で変更することができます。

基本
^続く文字は上付き文字になる
_続く文字は下付き文字になる
@上付き文字, 下付き文字を解除する
\B続く文字は太字 (bold) になる
\I続く文字は斜体 (italic) になる
\N太字、斜体を解除する
\.スペースと同等
\bバックスペース(幅は'h')
\n改行
\-ハイフン
\&テキストが\nの改行によって複数行あるとき\&の位置で位置合わせをする
\次の文字が%\@^_の時, それらを制御文字として扱わずに出力する


フォント
%F{エイリアス名}フォントをエイリアス名に変更する
%S{整数}フォントのサイズをポイントで指定する
%P{整数}文字間隔をポイントで指定する
%N{整数}\nで改行した時の行間をポイントで指定する
%X{整数}カレントポイントを右方向に移動させる量をポイントで指定する
%Y{整数}カレントポイントを下方向に移動させる量をポイントで指定する
%C{整数}文字の色を16進形式で指定する。
%A{整数}文字の不透明度 (0-255) を指定する。


数式
%[式]式の値


整形
%pf{format value}value を format で整形して出力する
  • format について詳しくは man 3 printf を参照してください。
  • 精度指定に '*' や `*m$' は使用できません。
  • 長さ修飾子に hh, h, L, q, j, z, Z, t は使用できません。
  • 変換指定子に F, a, A, m, n, p, C, S は使用できません。
  • フラグ文字に '^' を指定できます。e, E, g G 変換時に指数表記を "×10-3" のように表示します (フィールド幅指定には未対応) 。

例:
%pf{%e 1} は 1.000000e+00
%pf{%^.3e 1E-3} は 1.000×10-3
%pf{%2.2f %[exp(1)]} は 2.72


オブジェクト
%{object:id:field parameter}オブジェクト(object)のインスタンス(id)のフィールド(field)の値


オブジェクトの指定例
%{system::date 0}Fri Feb 2 1990 型の日付
%{system::date 1}2-2-1990 型の日付
%{system::date 2}Feb 2 1990 型の日付
%{system::time 0}00:00:00 型の時刻
%{system::time 1}12:00:00 am 型の時刻
%{system::time 2}00:00 型の時刻
%{system::time 3}12:00 am 型の時刻
%{menu::ngp}ngpファイル名
%{menu::fullpath_ngp}フルパスのNGPファイル名
%{data:X:file}ファイル名 (X はファイル番号)
%{data:X:basename}フォルダ名を除いたファイル名 (X はファイル番号)
%{data:X:date 0}ファイルの日付
%{data:X:time 0}ファイルの時刻
%{data:X:column:l c}ファイルの l 行の c カラムの内容
%{data:X:dnum}ファイルXのデータ数
%{data:X:dx n}ファイルXのn行目の値(x)
%{data:X:dminx}ファイルXの最小値(x)
%{data:X:dmaxx}ファイルXの最大値(x)
%{data:X:davx}ファイルXの平均値(x)
%{data:X:dsigx}ファイルXの標準偏差(x)
%{data:X:dy n}ファイルXのn行目の値(y)
%{data:X:dminy}ファイルXの最小値(y)
%{data:X:dmaxy}ファイルXの最大値(y)
%{data:X:davy}ファイルXの平均値(y)
%{data:X:dsigy}ファイルXの標準偏差(y)
%{data:X:fit_prm:n} ファイルXのプロットタイプが Fit のとき、フィットの結果 f(x) に対して %0n を返す。
%{data:X:fit_calc:a} ファイルXのプロットタイプが Fit のとき、フィットの結果 f(x) に対して f(a) を計算する。
%{data:X:fit_newton:a b} ファイルXのプロットタイプが Fit のとき、フィットの結果 f(x) に対して f(x)=b となる xを初期値 x=a としてニュートン法で求める。
%{fit:0:%00}fit:0:%00